• 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
* qmailの設定 [#oc18dba6]

** 基本的な設定 [#zcca97ca]
* 基本的な設定 [#zcca97ca]
|~ファイル名|~意味|~例|
|/var/qmail/control/me|自ホスト名(FQDN)|mail.example.com|
|/var/qmail/control/locals|ローカル受信するドメイン名(virtualdomainにしたいドメイン名は書かない)|example.com|
|/var/qmail/control/rcpthosts|リモート受信するドメイン名|sample.net|
|/var/qmail/control/queuelifetime|送信キューの有効期限(秒)|86400|
|/etc/tcp.smtp(任意)|メールの中継制限|(下記参照)|

** メールの中継制限 [#u84d2e36]
以下のようなテキストファイル(/etc/tcp.smtp)を作成する。
 127.0.0.1:allow,RELAYCLIENT=""
 192.168.1.:allow,RELAYCLIENT=""
バイナリに変換する。
 tcprules /etc/tcp.smtp.cdb /etc/tcp.smtp.tmp < /etc/tcp.smtp
qmail-smtpdの起動時にバイナリファイルを指定する(-x /etc/tcp.smtp.cdb)。
 tcpserver -u <qmailのuid> -g <nofilesのgid> -x /etc/tcp.smtp.cdb 0 smtp /var/qmail/bin/qmail-smtpd &
** 参考 [#m0b0691d]
http://www.unixuser.org/~euske/doc/qmail/index.html

** メールアドレスの作成 [#b32f9cfc]
*** UNIXユーザ = メールアドレス [#a6828564]
UNIXユーザを作成することでメールアドレスを作成したことになる。例えば、taro@example.com宛てのメールは、ユーザtaroのメールディレクトリ(/home/taro/Maildirなど)に届く。

なお、ユーザが存在しないメールアドレスはユーザaliasのメールディレクトリ(/var/qmail/alias/Maildir)に届けられる。

*** エイリアスで基本的なメールアドレスを作成 [#i723f541]
ユーザaliasにエイリアスを設定することで、postmaster@example.comやroot@example.comなどの基本的なメールアドレスを作成する。それぞれ、/var/qmail/alias/.qmail-postmaster、/var/qmail/alias/.qmail-rootが対応する設定ファイルになる。ファイルの内容は以下のようになる。
 ./Maildir/
 taro@sample.net
これでpostmaster@example.com宛てのメールは/var/qmail/alias/Maildirとtaro@sample.netに届くようになる。

*** ユーザエイリアスを使った簡易ML [#t637f9b5]
ユーザtaroが存在するとして、taro@example.com以外にtaro-sub@example.comというエイリアスを作る場合、/home/taro/.qmail-subというファイルを以下のような内容で作る。
 ./Maildir/
 jiro@sample.net
これでtaro-sub@example.com宛てのメールはユーザtaroのメールディレクトリとjiro@sample.netに届くようになる。宛て先を増やせば、簡易なMLとしても機能する。

*** ユーザのいないメールアドレスを作成 [#ib4a50e0]
また、taro-subではなくsub@example.comというメールアドレスを作りたい場合、/var/qmail/users/assignというファイルを以下のような内容で作る(最後の行は.のみにする)。
 +sub:taro:500:500:/home/taro:-:sub:
 .
これでsub@example.com宛てのメールは/home/taro/.qmail-subファイルを参照して(ファイル名は行末の2フィールドの記述で決まる)配送されるようになる。

*** メールの転送 [#y5ea739f]
sendmailの.forwardの代わりとして、.qmailファイルを利用する。/home/taro/.qmailを以下のような内容で作る。
 jiro@sample.net
プログラムに渡したい場合は、以下のような内容になる。
 | /usr/bin/procmail -m ./.procmailrc

** 再送の設定 [#ve3fb445]

キューほ生存時間を指定する。この時間を過ぎると、そのキューは破棄される。
 echo 86400 > /var/qmail/control/queuelifetime 

なお、再送の間隔は等比数列的に長くなるようにプログラムされており、これは変更できない。



トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS