* NIC2枚でゲストOSをそれぞれ別のネットワークに参加 [#ce011b14]

** 目的 [#qfb93619]
NICが2枚ある1台のサーバにVMware ESXiを導入し、ホストサーバはローカルネットワークだけに参加し、そのゲストOSはNIC毎にローカルネットワークとグローバルネットワークに参加出来るようにする。

                          インターネットへ
                                │
                ┌────[物理スイッチ]────┐          ↑グローバル
 物理的には →[ゲストOS]                 [他のサーバ(非VM)] ------------
 1台のサーバ→   ├────[物理スイッチ]────┘          ↓ローカル
            →[VMホスト]

** 前提 [#ic647bcd]
- ホストサーバとゲストOSは以下のようなIPアドレスを持ち、それぞれのネットワークに参加する。
-- ホストサーバ:
--- ローカル 192.168.0.10
-- ゲストOS:
--- グローバル 10.0.0.20
--- ローカル 192.168.0.20
- ホストサーバはVMware ESXi 4.0、ゲストOSはLinux。

** 手順 [#pebeb39b]
*** VMware ESXiをインストールし、物理スイッチとLANケーブル接続 [#c9fbe41c]
*** VMware ESXiをインストールし、物理スイッチとLANケーブル接続する [#c9fbe41c]
- サーバにVMware ESXiをインストールする。
- サーバの2枚のNICについて、1つ目のNICはローカルネットワークのスイッチに、2つ目のNICはグローバルネットワークのスイッチに、LANケーブルをつなぐ。
- ホストサーバのダイレクトコンソールにログインし、「IP Configuration」を開き、「192.168.0.10」を設定する。
- 「Network Adapters」を開き、「vmnic0」「vmnic1」が共に接続状態なのを確認する。

*** vSwitchの設定し、2つのvSwitchと物理アダプタ(vmnic)の構成を決める [#je8d45c5]
*** vSwitchを設定し、2つのvSwitchと物理アダプタ(vmnic)の構成を決める [#je8d45c5]
- vSphere ClientをインストールしたPCをローカルネットワークに接続し、ホストサーバにログインする。
- インベントリパネルで、「構成」タブをクリックし、「ネットワーク」をクリックし、仮想スイッチビューを確認する。
- スイッチが1つなので、画面右側の「ネットワークの追加」をクリックし、「仮想スイッチの作成」を行う。
-- その際、物理アダプタはvmnic1を選び、ポートグループ名は「global-port-group」とする。
- 既存のポートグループを編集し、名前を「local-port-group」とする。
- 仮想スイッチビューで、vSwitch0とvSwitch1が以下のような構成になっている事を確認する。
-- vSwitch0:local-port-group - vmnic0
-- vSwitch1:global-port-group - vmnic1

*** 仮想マシンの作成し、ポートグループを割り当てる [#x40f171f]
*** 仮想マシンを作成し、ポートグループを割り当てる [#x40f171f]
- vSphere Clientを使って、仮想マシンを作成する。
- 仮想マシンの設定を編集する。
- 既存のNICの設定でlocal-port-groupが選ばれている事を確認する。
- NICの作成を行う。その際、global-port-groupを選ぶ。

*** ゲストOSのインストールし、2つのNICにIPアドレスを設定する [#hb5e8a82]
- 仮想マシンの電源を入れ、ゲストOSであるLinuxをインストールする。
- インストール時のネットワークの設定で、eth0には192.168.0.20を、eth1には10.0.0.20を設定する。

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