VirtualBoxのネットワーク設定

  • ホスト・ゲスト間でSSH接続等の通信が出来るように設定する。
  • VirtualBoxのデフォルト設定はNATで、VirtualBoxがNATボックスの役割を果たし、ホストとゲストは直接通信出来ない。
  • なお、NATでホストとゲストを通信する場合は、ポートフォワード機能を使う。ポートフォワードについては、別のドキュメントを参照する事。

1. ホストOSのホストオンリーアダプター作成とIPアドレスの確認

  • VirtualBoxマネージャーを起動して、メニューの「ファイル」→「環境設定」(Macの場合、メニューの環境設定)を開き、左ペインの「ネットワーク」を選ぶ。
  • 「ホストオンリーネットワーク」タブを選び、ホストオンリーアダプター(今回はアダプター名「VirtualBox Host-Only Ethernet Adapter」)がなければ、右のアイコンを押下して、アダプターを作成する。
  • アダプターを選び、右の編集アイコンを押下し、IPv4アドレスとネットワークマスクを確認しておく。
    • 今回は192.168.50.1/255.255.255.0とする。

2. ゲストOSのホストオンリーアダプターの作成

  • VirtualBoxマネージャーを起動して、対象の仮想OSを選び、「設定」ボタンを押下し、左ペインの「ネットワーク」を選ぶ。
  • 「アダプター1」がNATになっている事を確認する。
  • 「アダプター2」を選ぶ。
    • 「ネットワークアダプタ-を有効化」にチェックをし、
  • 割り当てを「ホストオンリーアダプター」、
    • 名前を「VirtualBox Host-Only Ethernet Adapter」(上で作ったホストオンリーアダプター)にする。

3. ゲストOSでNICの接続設定

  • 対象の仮想OSを起動する。
  • OSのネットワーク設定をする。
    • 今回は192.168.56.10とする。
  • 例えばFreeBSDでは/etc/rc.confを以下のようにする。IPアドレスは先ほど確認したホストオンリーネットワークと同じセグメントで適当に作る。
     ifconfig_em0="DHCP"
     ifconfig_em1="inet 192.168.50.10 netmask 255.255.255.0"

4. ホスト<->ゲスト間での接続確認

  • ホストOSから仮想OSに対して接続を確認する。
     ping 192.168.56.10 
     ssh 192.168.56.10

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Last-modified: 2015-06-28 (日) 18:23:16