wslbridge
wslbridgeとは?
- WSL Bashのターミナルソフトを標準のWindowsコンソール(コマンドプロンプト)でなく、MinTTYにする。
- MinTTYとはPuTTYから派生したCygwinの標準ターミナルソフト。
- Windowsコンソールは、表示のくずれ、フォントの選択など日本語対応に制限があり、BEEP音制御出来ないなど、欠点がある。
- Linux互換環境で使用するだけならMinTTYの方が優れるが、MinTTYはCygwin(MSYS)で使用するものであり、WSLでは使用できない。
- これを解決するのがwslbridge。
- wslbridgeを使うと、MinTTYを使ってWSLにアクセスできるようになる。
ソースコード取得・コンパイル
- Cygwin(Msys2)とBash On Windowsでそれぞれフロントエンドとバックエンドをコンパイルする。
Cygwin - frontend
cd /tmp/
git clone https://github.com/rprichard/wslbridge.git
cd wslbridge/
cd frontend/
make
Bash On Windows - backend
sudo apt-get install build-essential # ビルドツールがインストールされてなければインストールしておく
cd /tmp/
cd wslbridge/
cd backend/
make
インストール
cd /tmp/wslbridge/out/
cp wslbridge.exe wslbridge-backend /c/cygwin/
- コンパイル後にoutディレクトリ以下に、wslbridge.exeとwslbridge-backendができる。
- この2つのファイルを適当なフォルダへコピーする。(CygwinやMsys2のフォルダー直下など)
起動
mintty.exe -e "C:\cygwin\wslbridge.exe"
- 上のようにMinTTYを起動する。
- 起動用のBATファイルを作るか、mintty.exeのショートカットを作って、プロパティを上のようにすると良い。
参考
https://github.com/rprichard/wslbridge