PuTTYのセッションを使ってSSH接続する
1. 前提・準備
- TortoiseSVNは、TortoisePlink.exeが同梱されており、標準ではこれを使ってSSH接続する。
- C:\Program Files\TortoiseSVN\bin\TortoisePlink.exe
- TortoiseSVNのTortoisePlink.exeはPuttyのplink.exeとセッションを共用できる。
- したがって、普段、PuTTYを使ってSSHを利用しているなら、TortoiseSVNでもPuTTYのセッションを共用すると便利が良い。
- ただし、PuTTYは、INIファイルではなく、レジストリに設定を保存するPuTTYを用意する。
2. PuTTYの設定
- PuTTYを起動して、SVNサーバに接続する設定を作り、セッションとして保存する。
- ここではmy-svn-sessというセッション名とする。
3. TortoiseSVNの設定
- ファイルエクスプローラーを起動して、適当なスペースを右クリックして、[TortoiseSVN] -> [Settings]を選ぶ。
- Settingsウィンドウが開くので、左ペインより[network]を選び、中の[SSH client]に以下のように入力する。(もしくはBrowseボタンを押下して、TortoisePlink.exeを探して選ぶ。)
- C:\Program Files\TortoiseSVN\bin\TortoisePlink.exe
4. TortoiseSVNによるSSH経由のリポジトリアクセス
- ファイルエクスプローラーを起動して、適当なスペースを右クリックして、[TortoiseSVN] -> [Repo-browser]を選ぶ。
- URLを促すダイアログが開くので、以下の例のように入力する。
- ここでは、
- セッション名 my-svn-sess
- SVNサーバ上のパス /var/sv/my-repos
- セッション名はスペースが含まれていても構わない。そのままURLとして入力する。
svn+ssh://my-svn-sess/var/svn/my-repos
補足 INIファイルを使うPuTTYのセッションを利用したい場合
- 多分、TortoiseSVNのTortoisePlink.exeはINIファイルに対応してない。
- TortoisePlink.exeの全オプションは、コマンドラインから C:\Program Files\TortoiseSVN\bin\TortoisePlink.exe を実行すると表示される。
- なので、TortoiseSVNのSettingsで、自分でインストールしたINIファイル対応のplink.exeを指定する。
- これで、TortoiseSVNでSSH接続すると、そのplink.exeが呼び出される。
- が、その際にセッション情報を保存してあるINIファイルを読んでくれるかどうかは、そのplink.exeの実装次第だと思う。未検証なので分からない。
参考