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- Windows Server/Active Directory/クライアントPCでのユーザの管理者権限をADから制御する へ行く。
- 1 (2012-07-16 (月) 15:53:30)
- 2 (2012-07-16 (月) 23:38:56)
- 3 (2012-09-30 (日) 12:55:40)
- 4 (2012-11-05 (月) 17:35:17)
クライアントPCでのユーザの管理者権限をADから制御する
目的
あるクライアントPCを利用するユーザ群に対して、管理者権限(標準ユーザか管理者か)をActiveDirectoryサーバで一括管理したい。
方針
- (前提)当該クライアントPCを表すコンピュータアカウント、およびそのクライアントPCを利用するユーザのユーザアカウント事前にADで作成しておく。
- ADでグループポリシーオブジェクト(GPO)を作成し、GPO内の「制限されたグループ」の項についてAdministratosグループのメンバーを制限する。
- そのGPOを当該クライアントPCが所属するOUに設定する。
手順
1. ADでコンピュータアカウントとユーザアカウントを作成する
- ドメインコントローラのサーバにログインする。
- スタートメニューから「管理ツール」→「Active Directoryユーザとコンピュータ」を起動する。
- 左ペインのツリーから当該ドメインを右クリックして、「新規作成」→「組織単位(OU)」を選び、名前を入力し(今回はmy-guest-ou)、OKで閉じる。
- 今作ったmy-guest-ouを右クリックして、「新規作成」→「コンピューター」を選ぶ。当該クライアントPCを表すコンピュータアカウント(今回はmy-guest-pc)を作成する。
- 再びmy-guest-ouを右クリックして、「新規作成」→「ユーザー」を選ぶ。当該クライアントPCを利用するユーザアカウント(今回はmy-guest-user)を作成する。
2.1 GPOを作成する
- スタートメニューから「管理ツール」→「グループポリシーの管理」を起動する。
- 左ペインのツリーから「当該フォレスト」→「当該ドメイン」→「グループポリシーオブジェクト」を右クリックして、「新規」を選び、名前を入力し(my-guest-policy)、新しいGPOを作る。
2.2 GPOに制限されたグループを設定する
- 今作ったmy-guest-policyを右クリックして、編集する。グループポリシー管理エディタが起動する。
- 左ペインのツリーから「コンピューターの構成」→「ポリシー」→「Windowsの設定」→「セキュリティの設定」→「制限されたグループ」を開く。
- 「制限されたグループ」を右クリックして「グループの追加」を選び、グループに「Administrators」を選んでOK。
- 「 Administratorsのプロパティ」ダイアログが開くので、「このグループのメンバー」で「追加」をクリックし、そのローカルPCでAdmin権限を持たせたいユーザ(my-guest-user)を入力する。
- OKでダイアログを閉じ、グループポリシー管理エディタを終了する。
2.3 OUとGPOをリンクする
- グループポリシーの管理を起動する。
- 左ペインのツリーから、先ほど作成したmy-guest-ouを右クリックして、「既存のGPOのリンク」を選び、さっき作ったGPO(my-guest-policy)を選んでOKをクリック。
3.1 クライアントPCでユーザの権限を確認する
- 当該クライアントPCを再起動する。
- GPOで管理者権限を持たせたユーザでログインして、コントロールパネルからユーザアカウントの管理を開く。
- ユーザのグループにAdministratorが含まれている事を確認する。
3.2 ADサーバでユーザの権限を確認する
- 当該クライアントPCを再起動する。
- ADサーバにログインして、[管理ツール]->[グループポリシーの管理]を起動する。
- 左ペインの[グループポリシーの結果]を右クリックして、[グループポリシーの結果ウィザード]を選ぶ。
- [コンピュータの選択]で当該クライアントPCを、[ユーザ選択]で対象のユーザを選ぶ。
- ウィザードを完了させる。
- 今作ったレポートを開き、[コンピュータの構成の要素]->[グループポリシーが適用されたときのセキュリティグループメンバーシップ]を開き、内容を確認する。