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Git for Windows (msysgit) インストール
Git for Windows (msysgit)のインストール方針
- Git for Windows (以下msysgit)はMinGW+MSYS環境下で動作し、msysgitの本体であるgit.exeはMSYSコマンド群の1つとして構成される。
- msysgitはGit Bash上かコマンドプロンプト（PowerShell）上でgit.exe(git.cmd)コマンドを実行して使用する。CUIのコンソールアプリケーションであり、GUIはない。
- Windows向けのGUIアプリは、SourceTreeやGit Extensions等がる。いずれもGUIラッパーで、内部ではmsysgitを呼んでいる。
- Git Bash上ではMSYSによるUNIX系コマンド群を併用出来るが日本語対応が面倒なのとGit Bashという特殊なシェル環境をメンテナンスしくたくないので（いっそ仮想OSでLinuxを入れてPuTTY/SSH経由でgitを使った方が良いと思う。）、今回はPowerShellから使う事を前提にする。
- 今回は%USERPROFILE%以下のApp\Gitにインストールする。
- 標準のC:\Program files以下はUACで権限を昇格しないと書き込みが出来ないので、msysgitのような細かい設定をユーザ自らテキストエディタ等で編集しがちなアプリには適切でないと思う。
- パスを縮めたければC:\Tools\Gitでも良いかもしれない。
- どこにせよパスにスペースが含まれる場所は避けるべき。
- なお、すでにWindowsにMinGW+MSYSをインストール済みでもmsysgitは別にインストールする。その方が余計なトラブルがなくて良い。
- 率直に言って、GitはLinux由来のアプリでWindowsで使う事を想定されてなく、Windowsで使うには使いにくい。
- 単に分散バージョン管理したいだけなら、Git以外にもMercurialがある。個人的にはGitよりMercurialの方が分かり易いと思うので、おすすめ。
インストール手順
- 以下から最新版のインストーラーをダウンロードする。
- インストーラーを実行する。
- インストール先を以下にする。
C:\Users\taro\App\Git
- 「Select components」オプションのチェックを全部外す。
- エクスプローラーのコンテキストメニュー拡張を使いたい場合は「Windows Explorer integration」にチェックを入れる。が、コンテキストメニューが鬱陶しくなるので今回は入れない。
- 「Adjusting your PATH enviroment」オプションは「Run Git from the Windows Command Prompt」を選ぶ。
- 「Run Git and included Unix tools from the Windows Command Prompt」はUNIX系コマンド群がWindows標準コマンドを上書き混乱を招くので選択しない事を強く勧める。
- 「Choosing the SSH executable」オプションは、
- すでにPuTTYを使っていてPuTTYのセッション設定がレジストリにあるなら「Use Plink」を選んで、PuTTYインストールフォルダ内のplink.exeを設定する。
- そうでないなら「Use OpenSSH」を選ぶ。
- 今回はPlinkを選んだ。WindowsでSSHを使うならPuTTYに依存するのが使いまわしが利くので。
- 「Configuring the ending conversions」オプションは「Checkout as-is, commit as-is 」を選ぶ。
- 文字コード変換はGitではなく、普段使っているテキストエディタ等で処理した方が間違いが少ないと思う。
- インストールを完了する。
- 環境変数が変わっているので、エクスプローラーを再起動するか、素直にWindowsにサインインし直す。
設定
別ページを参照の事。
