NKFでEUC-JPのファイルを自動で文字コード変換する

前提

  • Windows上で文字コードがEUC-JPのファイルを扱う事とする。
  • Windows上ではSJISが基本になるので、TotroiseHGでEUC-JPのファイルを開く際にSJISに変換する必要がある。
  • WindowsにNKFをインストールして、それを利用する。

NKFのインストール

NKFの入手

NKFの確認

  • ダウンロードしたZIPファイルを展開して、以下のnkf.exeファイルを確認する。
  • nkfwin\vc2005\win32(98,Me,NT,2000,XP,Vista,7)ISO-2022-JP\nkf.exe

NKFのフォルダの作成

  • NKFを設置するフォルダをユーザプロファイル以下に作成する。
  • 以下はその例だが、別の場所、別の名前で作成しても構わない。
     例: C:\Users\taro\App

NKFのコピー

  • nkf.exeを上で作成したフォルダにコピーする。

実行パスの追加

  • コントロールパネルを起動して、[システムとセキュリティ]→[システム]を開く。
  • [コンピューター名、ドメインおよびワークグループの設定]の項目にある[設定の変更]のリンクを押下する。
  • システムのプロパティウィンドウが開くので、[詳細設定]タブを選び、[環境変数]ボタンを押下する。
  • [ユーザーの環境変数]の変数に[Path]が存在するか確認する。存在すれば、それを選択して[編集]ボタンを押下する、存在しなければ、[新規]ボタンを押下する。
  • 新しいユーザー変数またはユーザー変数の編集ウィンドウが開くので、以下の例のように入力する。変数値は上で作成したnkfのフォルダのパスにする。
    • 変数名: Path
    • 変数値: C:\Users\taro\App\
    • (すでに変数値が存在している場合は次のように";"でつなげる: C:\Users\taro\;C:\Users\taro\App\)
  • [OK]を押して、すべてのウィンドウを閉じる、

PCの再起動

  • PCを再起動する。

nkfの実行確認

  • (Windowsキー+Rを押下して、"cmd"と入力してEnterキー押下する等して)コマンドプロンプトを起動する。
  • "nkf --version"と入力してEnterキーを押下して、以下のようなメッセージが表示されればnkfの実行が確認される。
     C:\Users\taro>nkf --version
     Network Kanji Filter Version 2.1.1 (2010-08-08)
     Copyright (C) 1987, FUJITSU LTD. (I.Ichikawa).
     Copyright (C) 1996-2010, The nkf Project.

文字コード変換の設定

  • EUC-JPのファイルが含まれるプロジェクトのリポジトリフォルダを開き、.hgフォルダを開く。
  • hgrcというファイル名のファイル(拡張子なし)を作成して(すでにあればそれをそのまま)、テキストエディタで開く。
  • 以下の内容を追加して記述し、保存し、ファイルを閉じる。
     [decode]
     **.html = pipe: nkf -S -e
     **.php = pipe: nkf -S -e
     **.txt = pipe: nkf -S -e
     
     [encode]
     **.html = pipe: nkf -E -s
     **.php = pipe: nkf -E -s
     **.txt = pipe: nkf -E -s
  • これでこのリポジトリのHTML/PHP/TXTファイルはEUC-JPからSJISへ相互に変換される。

参考


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Last-modified: 2014-01-24 (金) 15:25:59