古い光学ディスクを処分する (1)

家の整理をする為、古い光学ディスクを処分する事にした。

1枚目は、VineLinuxのインストールCD-ROM。2000年に多分5000円位で、多分秋葉原で購入。
当時は国産のLinuxディストリビューションがいくつもあり、中でもVineLinuxは日本語対応に優れていると評判だった。
lessやviが日本語対応してるとか、manが日本語で読めるとか。当時はこの程度でも貴重な存在だった。
VineLinuxは無償のディストリビューションだったと記憶しているけれど、そういう無償ディストリビューションでもインストールディスクはPCショップで有料で販売されてた。
まだブロードバンドなインターネット回線が普及する前、ISOファイルをダウンロードしてCDを作るのが大変で、インストールディスクに需要があった。
多分、このインストールディスクはカーネルバージョンが2.0だったと思うけど、その後、どんどんバージョンアップしていって陳腐化してしまい、使わなくなった。
買わなければ良かった。

2枚目は、多分、1997-8年位に購入したLinuxの解説本の付録だったもの。
当時、Macにインストール出来るMkLinuxというLinuxの亜種があった。
今のMacはWindows PCとほぼ同じハードウェアアーキテクチャだけれど、この頃のMacはCPUはPowerPCで、拡張スロットや各種IOがPCとは大きく異なっていた。まだ68kなMacを使っている人も多かったかも。
RedhatやDebianはすでに存在していたと思うけど、Macにインストール出来たのはMkLinuxだけだったはず。当時家にPCがなく、Macしか持ってなかったので貴重なOSだった。
自分の場合、MkLinuxで初めてUNIX系OSにまともに触れた。シェル操作やブートの仕組み、プロセス管理だとか。Apacheなんかも、これで動かしてみたかもしれない。もう覚えてないけど。
そうすると、今の仕事に繋がる重大な1枚だったんだなと思えてくる。

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